北朝鮮外相、米の敵視で核保有
【ニューヨーク共同】北朝鮮の李洙ヨン外相は27日、国連総会の一般討論で演説し、自国の核問題をめぐり「米国の敵視政策や核の威嚇により必然的に核保有を決断した」と主張した。北朝鮮外相の一般討論演説は15年ぶりで、発信するメッセージに注目が集まったが、従来の立場を繰り返すにとどまった。
李氏は「米国の敵視政策が完全に終息し、われわれの自主権と生存権に対する脅威が実質的に除去されれば、核問題は解決する」と述べ、米国の譲歩を求めた。
また米韓が2~4月と8月に実施した合同軍事演習の中止を求めるため、国連安全保障理事会に会合を要請したのに無視されたと指摘。
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