西日本では4日、前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、九州北部と四国を中心に大気の状態が非常に不安定となり、徳島県では局地的に雷を伴って猛烈な雨が降った。気象庁は、5日にかけて西日本の各地で激しい雨が降る恐れがあるとして、低い土地の浸水や河川の増水、土砂災害に警戒を呼び掛けた。
気象庁によると、徳島県阿南市では4日午前2時すぎまでの1時間に93・0ミリの雨量を観測。午前2時40分までの3時間に降った雨量は186・5ミリと、9月としては過去最多となった。長崎県西海市でも1時間に71・0ミリ、鹿児島県南さつま市では69・0ミリの非常に激しい雨が降った。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。