【ワシントン共同】米国防総省のカービー報道官は29日の記者会見で、イラク北部に進撃した過激派「イスラム国」への米軍事作戦に1日平均750万ドル(約7億8千万円)の費用がかかっていると明らかにした。
イスラム国のイラクでの活動が拡大した6月中旬から今月26日までに空爆や偵察飛行を含む米軍の作戦にかかった総額の平均だと説明。今月8日に空爆を開始して以降、費用が増加していると述べた。
オバマ米大統領は28日、イスラム国を抑え込むための全体的な戦略は「まだない」と明言。シリア側への空爆拡大をすぐに決断できる状況ではないとして、慎重に判断する立場を表明している。
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