親が育てられない子どもを匿名で受け入れる慈恵病院(熊本市)の「こうのとりのゆりかご」に2007年5月の運用開始から約7年間に預けられた計101人のうち、約1割の11人が何らかの障害を抱えていることが26日、熊本市の有識者委員会が公表した検証報告書で分かった。
報告書は、障害を理由に預けたかどうかは不明としながら「決して少ないとは言い難い状況で、新たな課題となる懸念がある」と指摘した。
検証は3回目で、今回は11年10月から14年3月までの2年半が対象。預け入れられたのは20人で、うち3人に障害があり、運用開始からの障害児の合計は11人になった。
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