首相と日銀総裁、5カ月ぶり会談
安倍晋三首相と日銀の黒田東彦総裁が11日昼に会談し、4月の消費税増税以降、景気の減速懸念が強まっている日本経済の現状や必要な政策対応について意見交換した。安倍首相と黒田総裁が会談するのは4月15日以来、約5カ月ぶりとなる。
黒田総裁は会談後、記者団に対し「2%の物価目標の達成が困難になれば、追加緩和などの調整をちゅうちょなく行うと伝えた」と話した。
安倍首相は12月上旬にも消費税率10%への再増税の是非を判断する。会談では、増税決定時に必要な景気対策や、増税を見送った場合の金融市場への影響なども含め議論したとみられる。
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