牧水の未発表歌を発見
宮崎県出身の歌人若山牧水(1885~1928年)直筆の未発表短歌1首が見つかったと若山牧水記念文学館(同県日向市)が17日、発表した。牧水が晩年、故郷への愛を詠んだ貴重な作品だとしている。18日から同文学館で展示する。
歌は「ひとの子を於ほしそだつる如くにし 村をおさめゆくゆゝしかりけり」。文学館によると、人の子を伸ばし育てるように村が治められていることの尊さを詠んだ歌で、牧水が1924年、父親の十三回忌法要のために同県の旧東郷町坪谷(現在の日向市東郷町坪谷)に帰郷した際、詠んだ可能性が高い。
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