環境省は26日、新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターで、国の特別天然記念物トキ18羽を野生に放鳥する作業を始めた。2008年以降、通算11回目。この日は17羽が大空へ飛び立った。
環境省によると、26日午前6時ごろから鳥舎のケージを開放。夕方に閉めるまで17羽は、いくつかの群れになって飛び立った。残る1羽が出るまで毎日開閉を繰り返す。
18羽はいしかわ動物園(石川県能美市)や出雲市トキ分散飼育センター(島根県出雲市)などで生まれた1~4歳の雄4羽と雌14羽。6月末から鳥舎で餌を取ったり、飛ぶ訓練をしたりしていた。
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