大阪府警は26日、大阪府藤井寺市で1997年にあった傷害事件の凶器とみられる物と捜査書類を、警察署内に15年近く放置していたと明らかにした。放置に気付いた時点で既に公訴時効が成立しており、被害者に謝罪した。大阪府警の証拠品や書類管理のずさんさがあらためて浮き彫りになった。
管理方法の見直しを進める中で、ほかに数十署から、事件に関わる書類や物品が署内で見つかったとの報告があり、今後の調査で同様の不祥事が新たに判明する可能性もある。
府警によると、傷害事件の資料は羽曳野署の機械室に置かれていた段ボール箱約40個の中から見つかった。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。