抑留死者、千人超は11都道府県
第2次大戦後の「シベリア抑留」により、旧ソ連で死亡した日本人推計5万3千人中、身元が判明した人の約9割に当たる計3万3909人について、厚生労働省が都道府県別に出身地をまとめていたことが20日、分かった。東京都の1832人を筆頭に、計11都道府県で抑留死者が千人を超えている。
抑留死者については遺族らが個別の情報を把握している半面、全体像は分かっていない点が多く、実態解明の上で欠かせない資料になりそうだ。
共同通信が入手した資料によると、東京を除く10道府県の抑留死者数は北海道1306人、新潟県1157人、愛知県1125人、大阪府1121人など。(共同)
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