ロシア抑止へ緊急部隊創設
【ニューポート共同】英南西部ニューポートで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は5日、ウクライナに介入したロシアに対する抑止力を強化するため、有事の際に2日以内に展開する緊急部隊の創設を柱とする「即応行動計画」を採択した。
NATOは、冷戦終結後の欧州の「最大の危機」とされるウクライナ情勢の緊迫化を受け、本来の任務である欧州の集団防衛強化へ転換。ソ連崩壊後、パートナー関係を目指してきたロシアと新たな対立局面に入る。
NATOのラスムセン事務総長は、行動計画の採択は「NATOが加盟国を防衛する強い決意をロシアに伝える明確なメッセージだ」と述べた。
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