暗黒物質探索、判断先送り
宇宙に広く存在するとされながら見つかっていない「暗黒物質」を国際宇宙ステーションの装置で探っている欧州合同原子核研究所(CERN)などの国際チームが18日、最新成果を発表した。データを大幅に増やしたものの、観測した現象について暗黒物質からの信号なのかどうかの判断を先送りした。
宇宙最大の謎の一つとされる暗黒物質の探索は、今後も継続される。チームに参加する台湾中央研究院物理研究所の灰野禎一・副研究員(准教授)は「時間をかけてデータを取らなければ確定的なことは言えない。慎重にやりたい」と話した。
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