土砂災害、最後の遺体は大屋さん
広島県警は19日、広島市の土砂災害で18日に見つかった遺体の身元を安佐南区の無職大屋弘子さん(67)と発表した。土砂災害発生から20日で1カ月となるのを前に死者74人の身元が全員判明した。最後の行方不明者が確認されたことで捜索活動に区切りがついた。今後は現場復旧に軸足が移り、行政などによる作業が加速しそうだ。
県警によると、DNA鑑定の結果などから大屋さんと断定した。遺体は18日午前、自宅から数十メートル斜面を下った県営アパート外階段2階付近で、直径1メートルほどの岩と土砂の下から見つかった。
付近からは夫の幸雄さん(71)の遺体が見つかっている。
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