2009年1月から今年6月までの5年半で、危険ドラッグが原因とみられる症状で救急搬送された人は4469人に上ることが19日、総務省消防庁が初めて実施した全国緊急調査で分かった。09年は30人だったが12年に1785人と急増しており、各地で乱用が広がっている実態が浮かび上がった。消防庁は「今回の数字は氷山の一角ではないか」と指摘、警察庁や厚生労働省とともに対策に生かす。
搬送時の症状として「暴れている」「ぐったりしている」といった意識障害が多かった。交通事故の出動で使用が判明したケースもあった。
都道府県別では東京の1130人が最も多い。
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