【ワシントン、ブリュッセル共同】米国と欧州連合(EU)は12日、ウクライナ情勢をめぐる対ロシア追加経済制裁を発動した。米国はロシア最大手銀行ズベルバンクを金融制裁の対象に追加。EUは石油大手ロスネフチなど石油と軍事関連の政府系大手6社を加え、欧米市場での資金調達を制限した。
米欧は追加制裁でロシア経済中枢への圧力を強め、ウクライナ政府と親ロシア派による停戦合意の履行を促し、和平の進展次第で制裁の緩和や停止を判断する考え。ただロシアは対抗措置を取る構えで、米欧との対立は一段と激化しそうだ。欧米側は、ロシアが依然、地域を不安定化させているとみている。
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