8月豪雨は「異常気象」
気象庁の異常気象分析検討会は3日、臨時会を開き、西日本を中心とする8月の豪雨や日照時間が少なかった気象状況について、30年に1回以下の割合で起こると定義する「異常気象」だったとの見解をまとめた。
会長の木本昌秀・東京大大気海洋研究所教授は会合後に記者会見し、「降水量や日照時間は記録的だったが、大気の流れは見たこともない状況ではなかった。こうした現象はまた起こってもおかしくない」と述べた。
気象庁によると、8月の西日本(近畿、中四国、九州)は、降水量が平年の2・7倍となり統計史上最多だった。一方で、日照時間は平年の半分で史上最少だった。
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