【ワシントン共同】米国務省は4日までに、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議担当特使にシドニー・サイラー前国家安全保障会議(NSC)朝鮮半島担当部長を起用した。ハート前特使が昨年夏に香港総領事に転出後、空席となっていた。長く中断している協議再開に向けた態勢整備との臆測も出ている。
しかし、サイラー氏は同日、ワシントンでのセミナーで、同協議や米朝対話をめぐり「非核化につながるものでなければならない」と述べ、再開条件を緩める考えはないことを強調。北朝鮮側が非核化に向けた行動を取るよう要求した。
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