九州電力が再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づく契約の受け付けを、九州全域で中断する方針を固めたことが19日、分かった。太陽光発電の導入が急速に進み、送電設備の容量が足りなくなる事例が続出。新規買い取りを続ければ、大規模停電につながる懸念があるという。供給管内全域で受け付けを中断するのは大手電力会社で初めて。
買い取り制度は再生エネ普及の切り札として始まったが、電力側の設備の事情で受け付けができなくなる制度の欠陥が浮き彫りになった。
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