米国で最も権威がある医学賞で、ノーベル賞の登竜門ともいわれる「ラスカー賞」の今年の受賞者に、京都大の森和俊教授(56)が選ばれた。米国のラスカー財団が8日発表した。
細胞内の小胞体と呼ばれる小器官で、タンパク質が折り畳まれて正しく機能するための仕組みを解明した。米カリフォルニア大サンフランシスコ校のピーター・ウォルター教授との共同受賞。19日に米ニューヨークで授賞式が行われる。
日本人の受賞者は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を開発して2009年に受賞した山中伸弥京都大教授に次いで7人目。
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