長野市で2010年にあった一家3人殺害事件で強盗殺人罪などに問われ、一、二審で死刑判決を言い渡された水道設備工松原智浩被告(43)の上告審判決で最高裁第3小法廷は2日、被告の上告を棄却した。死刑が確定する。一審は裁判員裁判で、市民が関与した死刑の判断を最高裁が支持するのは初めて。
大橋正春裁判長は判決理由で「準備段階から首謀者の男の相談相手となり、重要で必要不可欠な役割を果たした」と認め、「3人の生命を奪った結果は重大で、一審が死刑を科したことは是認せざるを得ない」と判断した。
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