iPS、「明るく見える」と患者
世界初となる人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜細胞の移植から一夜明けた13日午前、手術に当たった先端医療センター病院(神戸市)の栗本康夫眼科統括部長(53)は同市内で、術後経過について「合併症などはなく、非常に順調。今朝の診察では『見え方が明るくなった』と話していた」と述べた。
手術で実施した網膜の異常な血管の除去で視野が明るくなった可能性もあるという。栗本部長は「移植した細胞が効果を発揮しているかもしれないが、あくまで本人の自覚なので詳しく調べる必要がある」と話した。
順調に経過すれば1週間ほどで退院できる見通し。
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