伊フェラーリ会長退任へ
【ローマ共同】イタリア自動車大手フィアットは10日、1991年から約23年間にわたり傘下の自動車メーカー、フェラーリの経営を率いてきたモンテゼモロ会長が10月13日付で退任すると発表した。フィアットのマルキオンネ最高経営責任者(CEO)がフェラーリの会長を兼務する。
モンテゼモロ氏はフェラーリの独立性を重視する一方、マルキオンネ氏は事業統合を推進。経営戦略をめぐり両氏の間で対立が深まっていたとの報道もあったが、同国北部マラネロのフェラーリ博物館で記者会見した両氏は「意見の相違はあるが、関係は良好だ」と強調した。
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