鳥取県は17日、幻覚や陶酔などの作用を及ぼす恐れがある危険ドラッグを「危険薬物」として、全面的に規制する薬物乱用防止条例の改正案を県議会に提出した。10月14日までの会期中に成立すれば、11月中旬にも施行される見通し。
厚生労働省によると、全面規制は全国初の取り組み。危険ドラッグ使用による交通事故が社会問題化する中、鳥取県は他の自治体より厳しい姿勢で臨み、県内への流入や流通拡大を防ぐ狙い。
平井伸治知事は提案理由説明で「危険ドラッグは国の法律で実効性ある規制が困難な状況にある。全国で初めて包括的に違法と規定し、条例を飛躍的に強化する」と述べた。
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