豪雨で密集した巨大な岩崩落
広島市の土砂災害で、土石流による被害が安佐南区八木3丁目で最も大きくなったのは、近くの阿武山の巨大な岩が密集する部分が豪雨により崩れ落ち、住宅地を襲ったことが原因と、砂防学会の現地調査で30日分かった。
八木3丁目を直撃した土石流は、犠牲になった湯浅康弘さん(29)と妊娠中の妻みなみさん(28)らが住むアパートなどを襲い、多数の死者が出た。一帯では大きな岩がごろごろと転がり、家を突き破っているものもあった。
京都大の小杉賢一朗准教授らの調査チームが26~27日に阿武山の標高420メートル付近で、土石流発生の最上部に当たる源頭部を視察した。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。