【パリ共同】ベルギーで5月に4人が殺された発砲事件で逮捕されたアルジェリア系フランス人の男が、犯行前に内戦下のシリアで過激派「イスラム国」の構成員として人質や捕虜を監視していたと、人質だったフランス人記者らが証言した。米CNN(電子版)などが6日、伝えた。
欧米出身の若者がシリアに赴いてイスラム国の過激思想の影響を受け、母国などで大規模テロを起こす懸念が強まる中、実際にテロ行為に及んだ疑いが濃厚となったことで、イスラム国に対する不安は一層高まりそうだ。
男はフランス北部出身メディ・ネムシュ容疑者。メディアによると、2013年にシリア内戦に参加した。
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