【ニューヨーク共同】政府が、核爆発を伴う核実験禁止を目指す包括的核実験禁止条約機構の「賢人会議」を、来年後半に被爆地・広島で初めて開催する方向で調整していることが24日分かった。岸田文雄外相が26日(日本時間27日)、国連の関連会合で演説し、開催への意欲を表明する。政府関係者が明らかにした。原爆投下から70年を迎える来年に向け、核軍縮の取り組みを国際社会にアピールする狙いがある。
賢人会議は「核なき世界」を提唱するペリー元米国防長官、ラッド・オーストラリア前首相ら、各国の閣僚経験者や元首脳ら約20人がメンバーで、昨年9月に発足した。
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