政府は2日、2015年度の再開を目指して策定作業を進めている南極海での調査捕鯨計画の捕獲対象を、ミンククジラに限定する方針を固めた。これまでの計画と比べ、捕獲枠も大幅に縮小する方向で検討している。ナガスクジラとザトウクジラの捕獲はやめる。
15日からスロベニアで開かれる国際捕鯨委員会(IWC)総会で、各国に新たな計画の基本的な考え方を説明する。調査捕鯨の規模を縮小する姿勢を打ち出し、日本に対する反発をかわしたい考えだ。
これまでの計画では、年間の捕獲数はミンククジラ最大935頭のほか、ナガスクジラとザトウクジラそれぞれ50頭ずつに設定してきた。
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