「クリニックに行ったその日に手術を迫られた」「宣伝より高額の費用を請求された」。美容医療の契約や販売方法に関して全国の消費生活センターなどに寄せられた苦情が、過去10年で2・7倍に増えたことが27日、消費者庁と国民生活センターへの取材で分かった。
美容医療をめぐっては、患者が健康被害を訴えるケースも多い。トラブルが後を絶たない現状の一端が浮かび上がった。
消費者庁が各地で寄せられた過去10年分の相談を分析。2004年度は651件だったが、13年度は1743件に上った。
13年度の内訳は、東京都の507件が最多で、福岡県の147件が続いた。
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