兄弟犠牲の家、崖条例対象外
広島市の土砂災害で、幼い兄弟が犠牲となった安佐南区山本8丁目の住宅が、崖近くに建物を建てる場合に安全対策を求められる広島県の「崖条例」の対象外だったことが1日、分かった。同様に崖下に立つ2軒隣の住宅は対象だった。
近隣住民は「対象だったら被害を防げた可能性がある」と指摘。県や市は「『崖地』に当たるかは1軒ずつ個別に判断する。崖地かどうか微妙な地形だった可能性がある」と説明しており、住民の安全をめぐって条例運用の難しさが浮き彫りになった。
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