【ケアンズ(オーストラリア北東部)共同】日米欧に新興国を加えた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が20日、オーストラリアのケアンズで開幕した。景気減速とデフレ懸念が強まる欧州経済の動向を警戒し、世界経済を下支えするため景気対策などの政策協調で一致できるかが焦点だ。
G20は2月、今後5年間で世界全体の国内総生産(GDP)を2%以上引き上げる成長目標の導入を決めた。インフラ投資や労働市場改革を通じて成長率の底上げを目指す。会議では、各国の取り組み状況を点検し、目標達成に向けた行動計画の具体化を促す。
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