【モスクワ共同】森喜朗元首相は10日、訪問中のロシア・モスクワでプーチン大統領と会談する見通しとなった。安倍晋三首相の親書も手渡す。会談の時間は10日午後(日本時間同深夜)を軸に調整している。複数の日ロ関係筋が明らかにした。ウクライナ危機後、日本の要人がプーチン氏と会談するのは初めて。
米国や欧州連合(EU)と協調して導入した対ロシア制裁によって悪化した日ロ関係の改善に努め、困難視される秋のプーチン氏訪日の実現に望みをつなぐ狙いがありそうだ。
菅義偉官房長官は10日の記者会見で「会談を調整中だと報告を受けている」と述べた。
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