日本人の父とロシア人の母の間に生まれ、ロシアのパスポートを取得した子どもは、日本の国籍を失ったことになるのか―。国籍法の規定に疑問を抱いた両親が「子どもが知らないうちに不利益を被る恐れがある」として、日本国籍を持ち続けていることの確認を求める訴訟を25日、東京地裁に起こした。
法務省は取材に「こうしたケースでは日本国籍を失ったことになり、実際に失った人も多い」と回答。原告側の弁護士は「同じような問題を抱えている家族は多数いるだろう」としている。
記者会見した父親は「生まれながらの二重国籍だと思い旅券を取得したが、ロシア国籍取得を申請した覚えはない」と主張。
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