高橋被告、サリン共謀否認へ
地下鉄サリン事件の運転手役として殺人罪などで起訴された元オウム真理教信者高橋克也被告(56)が、東京地裁の裁判員裁判で、大量殺人について教祖らとの共謀を否認する方針であることが1日、関係者への取材で分かった。猛毒VX襲撃事件、目黒公証役場事務長拉致事件についても一部否認するとみられる。
高橋被告は現在、地裁と検察、弁護側が公判前整理手続きを続けており、来年に裁判員裁判が開かれる見通し。特別手配後に逃亡を続けていた元教団幹部平田信被告(49)と元信者菊地直子被告(42)=いずれも一審有罪=も、それぞれの裁判員裁判で起訴内容を否認している。
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