【ポルトロジュ共同】政府が南極海での調査捕鯨再開に向けた新しい調査計画を策定するため、10月に東京都内で国内外の科学者を集めた特別会議を開催する方針を固めたことが16日、分かった。
新計画作りの透明性を高め、反捕鯨国からの調査捕鯨への反発を和らげるのが狙い。反捕鯨国の科学者からの意見も十分に踏まえ、調査目的や捕獲数などを詰めた上で最終的な計画案を仕上げたい考えだ。
3月に国際司法裁判所(ICJ)が日本の現行計画に基づく南極海の調査捕鯨を停止するよう命じた。そのため政府は2014年度の調査でクジラを捕獲せずに目視で確認するだけにとどめている。
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