「歴史は改ざんできない」と強調
【ニューヨーク共同】中国の王毅外相は27日(日本時間28日午前)、国連総会で一般討論演説を行った。「来年は反ファシズム戦争と中国人民の抗日戦争勝利70年」に当たるとし「歴史は改ざんできず、真実の歪曲は許されない」と強調。「侵略の否定」を拒絶する姿勢を示し、名指しを避けながらも安倍晋三政権をけん制した。
習近平指導部は、集団的自衛権の行使容認などを推進する安倍政権に対し「軍国主義化につながる」などと歴史問題を絡めた批判を強化。王氏は25日に岸田文雄外相と会談し、日中間で首脳会談開催の環境整備が進められている中だが、国連の場でも歴史問題を取り上げた。
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