日本学生野球協会は9日、東京都内で高校、大学の不祥事への処分を決める審査室会議を開き、2年生6人による1年生への悪質な部内いじめがあった済美高(愛媛)に8月9日から来年8月8日まで1年間の対外試合禁止処分を科した。来夏の甲子園大会出場も絶望となった。
済美高は春夏の甲子園に通算6度出場し、春は優勝と準優勝、夏も準優勝の実績がある強豪。審査室によると、2年生が1年生の口にカメムシを入れたり、灯油を飲ませようとしたりしたほか、恒常的に暴力を振るっていた。被害に遭った部員が19人と多いことも重く見て、対外試合禁止処分で最も長い期間となった。
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