憲法が公布された11月3日に、神戸市で憲法集会を開催する予定の市民団体が、市に後援の名義使用を求めたところ「総合的に判断して差し控える」と断られたことが30日、市民団体への取材で分かった。市は5月3日の憲法記念日の集会でも「政治的中立性を損なう恐れがある」との理由で後援しなかった。
市民団体は護憲派の「神戸憲法集会実行委員会」。6月に市に後援を依頼した。申請書には「憲法の意義、役割を学び、憲法の大切さの認識を深めるため」と目的を記載していた。
市は8月下旬、文書で理由は示さずに後援は控えると通知し、問い合わせには「総合的に判断した」と答えた。
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