クロマグロ激減、親魚7割増へ
日本近海を含む北太平洋海域のクロマグロの資源管理を話し合う中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の小委員会は4日、足元で歴史的な最低水準にある太平洋クロマグロの親魚の資源量を今後10年で約7割増やす目標を設定することで一致した。
30キログラム未満の未成魚では2015年から02~04年平均の漁獲量からの半減にも合意している。規制強化でマグロの価格は一時的に上昇する可能性もあるが、日本は韓国などと共に激減した資源の回復に本腰を入れる。今後の保護策の焦点は、未成魚の主要漁獲国で今回の会合に参加していないメキシコの対応へと移る。
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