【ワシントン共同】エボラ出血熱のウイルスに感染して3~5日後のサル18匹に、開発中の治療薬「ZMapp」を投与し、全て死なせずに治療することに成功したと、米製薬会社とカナダの研究チームが英科学誌ネイチャー電子版に29日発表した。
従来のサルの実験では感染1~2日後の投与で効果があったが、今回は多くが発熱などの症状を示した後の投与。これほど遅い段階で治療できた例は初めてという。
ZMappは臨床試験を経ずに、西アフリカのエボラ熱流行で感染した米国人医師らに投与された。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。