広島災害、防災スピーカー未設置
広島市の土砂災害で甚大な被害が出た安佐南区の八木地区に、市の避難勧告・指示を住民に伝達するための防災行政無線の屋外スピーカーが設置されていなかったことが3日、市などへの取材で分かった。
八木地区には、避難勧告・指示が出ると同時に鳴らす防災用サイレンが設置されていたが、作動していなかったことも判明した。安佐北区の勧告・指示地域でもサイレンは鳴っていなかった。
住民に防災情報が伝わっていなかった恐れがあり、松井一実市長は同日の記者会見で、屋外スピーカーや防災用サイレンについて「配置の仕方を検証し、根本的に見直したい」と述べた。
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