【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は8日の声明で、エボラ出血熱が流行する西アフリカのリベリアで感染者が急増、今後3週間で新たに「何千人もの感染者」が出る可能性があるとして、国際社会に一層の支援を呼び掛けた。
リベリアで感染が確認されたか疑われる患者は5日までに1871人に達し、うち1089人が死亡。致死率は58%に上る。実際に数千人規模の感染者が出れば、死者も急増する恐れがある。
WHOは声明で「新たな医療施設を設けてもすぐに患者で満杯になる」と、リベリアなど感染国の深刻な現状を説明。支援規模を3~4倍に拡大させる必要があると訴えた。
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