欧州中銀が利下げ決定
【ベルリン共同】欧州中央銀行(ECB)は4日、ユーロ圏18カ国の金融政策を決める理事会をドイツ・フランクフルトで開き、主要政策金利を0・1%引き下げ、過去最低の0・05%にすることを決めた。利下げは3カ月ぶり。
ECBのドラギ総裁は理事会後の記者会見で、銀行の融資債権を証券化した「資産担保証券(ABS)」の買い入れを10月から実施することを発表。利下げに加えてABSの買い入れも行うことで、ECBはユーロ圏がデフレに陥らないよう全力を挙げる姿勢を示した。
理事会は市中銀行から資金を預かる際の金利も現在のマイナス0・1%から同0・2%への引き下げも決めた。
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