1時間70ミリの雨予報見逃す
広島市の土砂災害が発生した8月20日未明、甚大な被害が出る1時間以上前に、市が気象情報会社から「1時間に70ミリの雨が降る可能性がある」との広島地方気象台の予報をファクスで受け取りながら、見逃していたことが1日、市への取材で分かった。
市災害対策本部の担当者は「川の水位の確認や、膨大な情報の処理に必死で、雨量予報を確認できていなかった」と釈明。避難勧告を出すかどうかの判断材料となる予報が放置され、勧告の遅れにつながった可能性がある。松井一実市長も記者会見でファクスを見ていなかったことを認めた。
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