首相「平和への誓い」強調
終戦から69年がたった15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれ、安倍晋三首相は式辞で「変えてはならない道がある。今日は、平和への誓いを新たにする日です」と述べた。7月の集団的自衛権行使容認の閣議決定を受け「戦争ができる国になる」との懸念が広がる中、平和路線を強調した。首相は戦没者の遺骨収集にも意欲を示した。
昨年の追悼式では、歴代首相が式辞に盛り込んできたアジア諸国への加害責任と反省に言及せず、例年の「不戦の誓い」との表現も使わなかったため波紋が広がった。今年もアジアへの加害については式辞で言及せず、独自色を変えなかった。
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