厚生労働省は26日、2013年度に病気やけがの治療で全国の医療機関に支払われた医療費が概算で39兆3千億円となり、11年連続で過去最高を更新したと発表した。前年度と比べ8千億円増え、伸び率は2・2%。高齢化に加え、医療技術の高度化も影響した。14年度にも40兆円を超える可能性がある。政府は医療費抑制に乗り出しているが、実効性のある対策が必要となりそうだ。
12年度の医療費の地域差分析も公表。都道府県別の1人当たり医療費が最も高かったのは高知県の62万5千円で、最も低い千葉県の40万1千円と1・5倍超の開きがあった。
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