国土交通省は24日、地方の観光地を訪れる外国人旅行者を増やすため、地方空港を利用して複数の都道府県を訪問する「広域観光周遊ルート」を創設することを決めた。2020年までに訪日客を年間2千万人とする目標達成とともに、東京などに偏っている訪問先を地方に分散させる狙いがある。
安倍政権が掲げる人口減少克服に向けた「地方創生」の一環として、15年度予算の概算要求に必要経費を盛り込む。
周遊ルートは、訪日客が地方空港を使って日本に入出国し、6泊以上滞在して複数の都道府県を訪問することを想定。世界文化遺産や寺社仏閣、温泉といった観光スポットを配置する。
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