イラク首相が退陣表明
【カイロ共同】イラクのマリキ首相は14日、アバディ連邦議会副議長が新首相候補に指名されたことを踏まえ「私は続投要求を撤回する」と述べ、退陣を表明した。アバディ氏を含むアッダワ党の同僚国会議員らと並んでテレビ演説した。
マリキ氏は4月末の総選挙で勝利し、3期目の首相続投が確実視されていたが、過激派「イスラム国」の進攻を受けた国家分裂の危機に対応できず、国内外から退陣圧力が強まっていた。アバディ氏による挙国一致政権づくりに弾みとなる。
ライス米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は「挙国一致へ向けた大きな一歩」だとして歓迎する声明を発表した。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。