米黒人射殺、夜間外出禁止に
【ニューヨーク共同】米中西部ミズーリ州ファーガソンの白人警察官による黒人青年の射殺事件で、ニクソン州知事は16日、住民と警察側の対立に収束の兆しが見えないため、非常事態を宣言、地元に深夜から午前5時までの夜間外出禁止令を発令した。
発展途上国などで治安が不安定な時に出される夜間外出禁止令が米国で発令されるのは異例だ。これ以上混乱が続くと知事の責任が問われるだけでなく、人種対立が全米規模で広がり収拾がつかなくなる恐れもあると判断した。
知事は記者会見で「世界の目が注がれている。不信と暴力の連鎖を断ち切れるかが試される」と述べ、協力を求めた。
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