防衛省がまとめた新たな宇宙開発利用に関する基本方針案の全容が22日判明した。宇宙を、北朝鮮の弾道ミサイル発射の兆候や発射情報を早期に探知し即応するための「対処空間」と位置付け、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携して進める実証研究を重点的取り組みとして明記した。宇宙監視部隊創設や比較的打ち上げが容易な小型衛星の調査研究に着手することも盛り込んだ。月内に正式決定する。
年内に改定する日米防衛協力指針(ガイドライン)で宇宙分野の日米連携は重要項目の一つ。新方針の内容が反映される見通しだ。
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