局地的豪雨による大きな被害が出た、広島市安佐北区での8月1日から22日までの降水量が511・5ミリで、平年の8月1カ月分の約3・6倍となったことが23日、分かった。列島各地で8月に降水量が多い状態が続いたのは、日本の西側に気圧の谷となる気圧配置が継続、湿った空気が流れ込みやすかったことが要因だ。
この「西谷」と呼ばれる気圧配置は8月としては珍しい。気象庁はこうした気象状況は8月末まで続くと予想、警戒を呼び掛けている。
安佐北区では、土砂災害発生した20日午前4時半までの3時間だけで、8月の平年降水量(143・1ミリ)を上回る217・5ミリの雨が降った。
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