広島土砂災害、市営住宅入居へ
広島市の土砂災害で、自宅が損壊するなどして避難所で生活していた住民の市営住宅への入居が28日、始まった。約15万人に出されている避難勧告・指示について松井一実市長は、気象庁の最近の雨量予測などを基に「解除の状況が整ってきている」と述べ、崩壊の恐れがないと判断できた区域は近く解除する考えを示した。
広島県警は新たに1人の遺体を発見し、死者が72人になったと発表。死者のうち1人の身元も確認され、行方不明者は10人となった。警察や消防、自衛隊が捜索を続けている。
避難所にはなお約1200人が身を寄せており、市は避難生活の長期化を懸念し、被災者への支援を急ぐ。
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